ジャストアンサーは詐欺?騙されそうになった父の実体験を紹介

先日、私の父が「ジャストアンサー」というサイトで、詐欺まがいの被害に遭いかけました。

結果的に金銭的なダメージはなかったのですが、そのときの父の焦りを思い返すと、本当に悔しくて怒りが収まりません。

今回は、私たち親子が実際に遭遇した体験をもとに「ジャストアンサー」がどんなものかを振り返りつつ、どこが危険で、おすすめできない理由は何かをまとめました。

同じような目に遭う人を少しでも減らせたらと思い、この記事に詳しい経緯を残しておきます。

目次

ジャストアンサーはトライアルで釣って解約しづらくさせる?

「ジャストアンサー」というサイトは、簡単に言うと「専門家にオンラインで質問できるサービス」とされています。

しかし、実際に利用したり調べてみると、以下のような流れで料金トラブルが起こりがちな印象です。

  • 最初はトライアル感覚で 500 円を支払うと回答がもらえる
  • その裏で月額 3,800 円(場合によっては 4,500 円)などのサブスク契約が自動で発生する
  • 解約の手続きが非常にわかりづらく、利用者が焦ってしまう

父も実際、「最初は 500 円だからまあいいか」と思ってクレジットカード情報を入力したら、あれよあれよという間に画面が固まり、操作不能になってしまいました。

「これって詐欺じゃないの?」とパニックに陥った父はすぐにカードを止めましたが、そのときの焦りは相当なものだったようです。

体験者からの声

- トライアルのはずがいつの間にか月額課金になっていた

- 入力直後に画面が真っ白になり、どうすればいいか分からなくなった

こうした報告がネットを探すとあちこちで見受けられます。父の事例だけでなく、多くの方が同じような"不安な状況"に追い込まれているのが気になります。

ジャストアンサーの強制契約の恐れ

では、私の父が遭遇した具体的な流れをざっくりまとめます。

  • 父が「パソコンが急に動かなくなった」というトラブルに見舞われる
  • 私がたまたま忙しくてすぐ対応できなかった(ここが悔やまれます…)
  • 父は何とか解決しようと「○○メーカー サポート」と検索したところ、一番上に「ジャストアンサー」の広告が出てきた
  • 「公式サポートかな?」と思い込んでアクセス、トライアル 500 円の支払い画面へ誘導される
  • カード情報を入力した瞬間にサイトが固まり、操作不能に

その後、父は念のためにすぐクレジットカード会社に連絡を入れ、カードを停止しました

結果、トライアルの 500 円すら実際には請求されず、最終的には合計 0 円で済んだ というのは不幸中の幸いでした。

ただ「数分間のうちにもっと大きな不正請求やスキミングが起きているかも」と考えると相当怖いですよね。私も慌ててあらゆる可能性を調べましたが、幸い通信は暗号化されていたようで、深刻な被害は免れたようです。

0 円で済んだけど精神的ダメージが…

父は特にネットの世界に詳しくないので、「カード番号を入力したのに画面が固まった」という出来事だけでかなりのトラウマを負ってしまいました。

金銭的には問題が起きなかったものの、「危うく大きな詐欺被害に巻き込まれるところだった」という恐怖は簡単に消えません

こういう心理的ダメージもあって、私の怒りは大爆発。焦っているユーザーに付け込むやり方が大嫌いなので、こうして記事に残すことにしました。

ジャストアンサーの評判や偽装疑惑

「ジャストアンサー」に関してもう少し詳しく調べてみると、いくつか怪しいポイントが浮かび上がってきました

  • 公式サイトは検索エンジンで普通にヒットしにくく、「リスティング広告」で上位に出てくる
  • 「○○メーカー サポート」など大手企業の名前に便乗したキーワード広告を打っている
  • Wikipedia など中立性が求められるサイトの記述が明らかに不自然

リスティング広告と偽装された公式サイト

多くの方が「Windows サポート」や「SHARP サポート」などのキーワードを検索して、最上部に出てきたリンクをクリックしてしまっているようです。

母のように「最初は本物のサポートサイトだと思った」というケースも少なくないはず。

加えて、公式サイトを見に行くとチャットがあらかじめ用意されており、機械的な定型文がずっと表示されているだけの印象も。「本当に専門家とやり取りしてるの?」と疑問に思う場面が多々あります。

Wikipedia 記事の偏り

本来、誰でも編集できるのが Wikipedia の良さですが、ジャストアンサーについての日本語記事はあまりにも内容が偏っていると感じました。

"問題はすべて利用者側の不備" と言わんばかりの文体で書かれているので、「会社関係者が編集してるのでは?」と勘繰ってしまいます。

焦っているときほど知らないサービスを使うのは危険

今回の出来事でいちばん実感したのは、困っているときほど怪しいサイトに引っかかりやすい ということ。

父は普段わりと慎重派ですが、それでも「すぐ回答を得たい」と思った瞬間、うっかり飛び込んでしまったようです。

緊急時は私自身もパニックになることがあるので、他人事ではありません。

「普段なら怪しいと気づくサイトも、焦っていると気づかない」 という現象は誰にでも起こりうるのです。

もしも自分が怪しさにすぐ気づく自信があっても、家族や知り合いはそうとは限りません。大切な人を守るためにも「そういう落とし穴があるよ」と声をかけてあげることが大切だと痛感しました。

ジャストアンサーは本当に返金してもらえるの?

冒頭の追記でもお伝えしたように、ジャストアンサー側の説明によると 30 日以内なら返金対応をしている といいます。

また、解約の手続き自体も「実はそれほど難しくない」とのこと。

しかしネット上の口コミを見る限り、実際に解約がスムーズに進む人と、なかなか手続きが通らずに苦労している人が混在している印象です。

コメント欄での報告でも「解約は一応できた」というケースはある一方、「何度やり取りしても解約されない」「問い合わせ自体ができず画面が固まる」といった声もありました。

私の父の場合

  • クレジットカードを止めたので月額料金は一切請求されず
  • 500 円のトライアル料金すらカード会社からは未請求だった(請求の痕跡はあった模様)

最初のうちにすぐ行動した結果、金銭的被害はゼロで済んだケースになりますが、もし解約手続きを父一人で進めていたら、どうなっていたのかは分かりません。

「解約申請はちゃんと処理するから安心してください」という主張と「実際には連絡がつきづらい」という現実は、両方が混在している感じですね。

まとめ:ジャストアンサーはおすすめできない

いろいろな意味で「ジャストアンサー」は 焦っている人の弱みにつけこむシステム だと感じています。

もちろん、きちんと解約手続きができたり、場合によっては 30 日以内の返金に応じてくれたりするケースもゼロではないようです。

それでも、以下の理由から私はどうしてもおすすめできません。

  1. 利用者が冷静ではないタイミングでサブスク課金を誘導
  2. 広告を公式サイトっぽく偽装して検索上位に出している
  3. 「専門家対応」なのかどうか疑わしいやり取りが多い

もしすでに登録してしまった方は、まずは落ち着いてクレジットカード会社に連絡し、同時にジャストアンサー側への解約申請も試みてください。

30 日以内の返金対応があるという建前であれば、諦めずに粘り強く問い合わせるのが大事。

最後に

父の場合は、最終的に 0 円のままで被害回避 ができました。

しかし、精神的には大きなショックを受けたようで「ネットって怖いね…」と落ち込んでいました。

同じように「困っている状況」や「どうしても今すぐ解決したい」ときほど、人は巧妙な仕掛けに引っかかりやすいもの。

今回の体験を教訓として、少しでも多くの方が危険を回避できるよう願っています。

以上、私と父のエピソードを交えながらの「ジャストアンサー」検証記でした。

やはりこういう形態のサービスはトラブルが起きやすく、「大切なお金と平穏」を失いかねません

どうか皆さんも、「これは本当に公式サポートなのか?」と疑問をもつクセをつけてください。焦っているときほど正しい情報収集は難しいですが、少しだけでも立ち止まって調べるだけで被害を回避できる可能性はぐっと高まるはずです。

この記事が、同じような状況に陥っている方の参考や救いになれば幸いです。

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